余錄翻譯 - 所謂傲慢、嫉妒、憤怒、怠惰、貪婪、暴食、色慾

Posted by Peter on February 22, 2022

譯文

傲慢、嫉妒、憤怒、怠惰、貪婪、暴食、色慾被稱作是天主教的七大罪。有部著作根據這些舉出了對輿論有害的七個大罪 – 憎恨、心眼小、疑惑、頑固、秘密、恐怖、謊言。

這本書即為美國評論家李普曼所著的大眾傳播名著「輿論學」。之所以會想到這些警告,是因為現代人的日常身處於假新聞、因憎惡或看不順眼衍伸出的抵制、煽動恐怖等等的情境中。

在這樣的情境中,新聞工作者需要時常自省,新聞是否足以作為輿論、甚至是保護社會健全的報導、言論的負責人。同時,我們也必須期望其他媒體能一起不往反方向前進。

我們於昨日迎來了創刊150周年。第一號的日期雖然是明治5(1872)年2月21日,但實際的發售日為隔天的22日。當時的日期為發售日的前一天,以一個愛好瑣事的欄位來說,晚一天就相當「150」年了。

當時的創刊號為一頁的木板印刷,全文1239字。然而有著法院開設的公報、殺害主婦的事件紀錄、赴歐大使滯留美國猶他州的報告,街邊請酒的事件,對有著軟硬交織的批評的新聞原型感到感動。

在被李普曼的警告而煩惱的150年後。嚴苛的真相追求能力、柔軟的知性、以及可以感受不同的人的溫暖的心 – 以這些作為基底,並期望21世紀的新聞朝著「踏實」的方向前進。

原文

傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲は…

傲慢(ごうまん)、嫉妬(しっと)、憤怒(ふんぬ)、怠惰、強欲、暴食、色欲はキリスト教の七つの大罪という。ある著書は、それにちなんで世論を害する七つの大罪を挙げている。憎しみ、非寛容、疑惑、頑迷、秘密、恐怖、うそ――だ

▲米評論家、リップマンが書いたマスコミ論の名著「世論」である。今この警告を思い出したのは、ネットなどでのフェイクニュース、憎悪や非寛容に根ざす他者排除、恐怖の扇動などが日常化した情報環境を現代人が生きているからだ

▲その中で新聞が世論、ひいては社会の健全さを守る報道・言論の担い手たりえているかは新聞人が常に自省すべきところだろう。ただ私たちは他のどのメディアにも劣らずそうありたいと願い、そうでなければならないと考えている

▲小紙はきのう創刊150年を迎えた。第1号の日付が明治5(1872)年2月21日のためだが、実は発売日は翌22日だった。当時の日付は発売日の前日で、トリビア好きの小欄としては、1日遅れで「150年」にあやかった次第だ

▲その創刊号は1ページの木版刷り、全文1239字。なのに裁判所開設などの公報、主婦殺しの事件記事、遣欧使節が滞在した米ユタ州のリポート、ふるまい酒の街ネタと、硬軟交えて批評も加えた新聞の原形をなしているのに感心する

▲リップマンの警告が心を騒がすその150年後だ。タフな真実追究力、柔軟な知性、そして異質な他者に共感できる温かなハート――それらに根ざした「まともさ」の道しるべでありたい新聞の21世紀である。

大綱 あらすじ

リップマンの本である「世論」挙げて、ニュースの内容が社会に七つの大罪のような影響が与えられることを指摘した。その指摘から自分がどのように反省すべきか、また新聞社の歴史からどのような心構えを持つべきかを述べた。

單字 単語

怠惰 たいだ / 暴食 ぼうしょく / 色欲 しきよく / 害する がいする / 頑迷 がんめい / 劣る おとる / 遣欧 けんおう / 硬軟 こうなん

因んで(ちなんで):物事が他のものに関連して成り立っているさま、触発されているさまなどを意味する表現。名詞を修飾し、「人気ドラマに因んだ商品」などのように用いられる。

根ざす(ねざす):基盤としている、定着している、根を張っているなどの意味の表現。「根差す」と書く。

ひいては:「それが原因となって結果として」、あるいは「その事にとどまらずにその延長として」といった意味を持つ語。

小紙(しょうし):自分たちの新聞をへりくだっていう語。

トリビア:つまらないことについての知識。雑学。

小欄(しょうらん):新聞や雑誌の小さな欄。また、記者などが、自分の担当する欄をへりくだっていう語。

肖る(あやかる):1.動揺 2.感化

疑問 質問

  1. 当時の日付は発売日の前日で、トリビア好きの小欄としては、1日遅れで「150年」にあやかった次第だ
  2. 第1号の日付が明治5(1872)年2月21日のためだが、実は発売日は翌22日だった。
  3. なのに裁判所開設などの公報、