余錄翻譯 - 「我們在地圖上畫出的邊界...

Posted by Peter on March 11, 2022

譯文

「我們在地圖上畫出的邊界/連結了我們的心/將我們劃分開來/將我們當作難民/狙擊我們」。這是福島縣南相馬市的詩人若松杖太郎所創作的詩的一個小節。在去年四月過世,享年85歲的若松丈太郎在1994年車諾比核電廠事故後前往烏克蘭進行觀察,並發表了新詩「悲傷的土地」。

「四萬五千人玩著躲貓貓的都市」、「我們今天或許會消失」。半徑30公里內的車諾比居民只能選擇避難,「被抹去的街道」作為其中一首詩因為寫著與福島相似的情境,視作為預言詩。

開頭的詩「斬斷風景的事物」描寫著白俄羅斯及其國境的情景。想到現在的情勢是俄羅斯軍隊從白俄羅斯投入兵力向烏克蘭進攻,就不禁感嘆詩人敏銳的感知與想像力。

311過了11年的現在,位於烏克蘭的歐洲最大核電廠札波羅結核電廠遭到轟炸,車諾比核電廠的電力也遭切斷。叫人類不要再陷入核能危機的教訓還有人在乎嗎?

從海嘯手中拯救多條性命的日本式避難訓練的普及是一個挽救的方式。因海底火山的爆發導致海嘯襲擊的南太平洋島國東加也是因為人們照著訓練的方式避難才把傷害降到最低。

在東日本大震災中學到的是,全地球的人們都開始關心身處困境的人們。我們絕不能允許製造隔閡、孤立烏克蘭人這樣的蠻橫舉動。

原文

「私たちが地図のうえにひいた境界は…

 「私たちが地図のうえにひいた境界は/私たちのこころにもつながっていて/私たちを差別する/私たちを難民にする/私たちを狙撃する」。福島県南相馬市の詩人、若松丈太郎(わかまつ・じょうたろう)さんの詩の一節である。昨年4月に85歳で亡くなった若松さんは1994年にチェルノブイリ原発事故後のウクライナを視察し、連詩「かなしみの土地」を発表した

▲「四万五千の人びとがかくれんぼしている都市」「私たちの神隠しはきょうかもしれない」。半径30キロの住民が避難を余儀なくされたチェルノブイリと福島を重ね合わせた「神隠しされた街」はその中の一編で後に予言詩といわれた

▲冒頭の詩はベラルーシとの国境の情景を描いた「風景を断ちきるもの」。ウクライナに侵攻したロシア軍がベラルーシからも兵力を投入して首都キエフに迫る現在の情勢を考えると、詩人の鋭敏な感覚や想像力に感嘆する

▲3・11から11年。ウクライナでは欧州最大級のザポロジエ原発が砲撃され、チェルノブイリ原発の電力も切断された。人類を危機に陥れかねない原発事故の教訓はどこにいったのか

▲津波から多くの命を救った日本式の避難訓練が普及したことが救いである。海底火山の噴火で津波に襲われた南太平洋の島国トンガでは人々が訓練どおりに避難して被害を最小限に食い止めたという

▲苦境に立つ人々への共感や関心が地球規模に広がったことも東日本大震災の教訓だった。分断を作りだす蛮行を許し、ウクライナの人たちを孤立させてはなるまい。

大綱 あらすじ

戦争はまるで原爆と同様、町が「神隠し」になった。3・11から11年後の今、戦争が続いていて、世界の人が東日本大震災や原爆の教訓を覚え、ウクライナの人たちを関心を持っていてもよかろう。

單字 単語

狙撃 そげき / 相馬 そうま / 一節 いっせつ / 教訓 きょうくん / 

  • 鋭敏(えいびん):1 感覚などの鋭いこと。また、そのさま。敏感。「鋭敏な聴覚」2 才知が鋭くさといこと。また、そのさま。穎敏。「鋭敏な頭脳」

  • 陥れる(おとしいれる):だまして苦しい立場に追いやる。わなにかける。「罪に—・れる」

  • 食い止める(くいとめる):物事がそれ以上進まないように防ぎ止める。「延焼を—・める」「侵入を—・める」