余錄翻譯 - 「在戰爭中的行動,就像在沉重的液體裡運動一樣...

Posted by Peter on March 16, 2022

譯文

「在戰爭中的行動,就像在沉重的液體裡運動一樣。光是連正確、敏捷的前進都很難做到」。如此記載窒礙難行的戰場行動的作品為克勞塞維茲的名著「戰爭論」。

曾為普魯士軍人的克勞塞維茲成功消耗進攻俄羅斯深處的拿破崙軍,逼迫對方敗退。在「戰爭論」中,在戰場拘束軍隊的行動,導致計畫失敗的一連串的巧合與事故與被稱為「摩擦」。

會想起戰爭論中的字眼是因為這次的俄烏戰爭。從開戰到現在約莫三週,將預備部隊全軍出動的俄軍之所以會停滯不前,也是意料外的「摩擦」席捲了俄軍。

克勞塞維茲的「摩擦」雖然發生在巧合與事故堆疊的戰場,但戰爭除了在戰場上,也有在全世界引起的「摩擦」。受到最嚴重打擊的,估計是現在因為戰爭強烈的反作用力顯得手足無措的普丁總統吧。

俄羅斯官方電視台的新聞中,發生了女性職員舉起反戰標語的”放送事故”。這份勇氣也會在俄羅斯、烏克蘭、全世界引發牽制這場侵略戰爭的大大小小的”事故”也不一定。

儘管毫不同情自己跌入水中的普丁,但將不人道的武力行動視為救命的稻草卻顯得更加可怕。21世紀的國際輿論,正向獨裁者的行動不斷地、不斷地施加「摩擦」。

原文

「戦争における行動は重たい液体の中で運動するようなものだ…

「戦争における行動は重たい液体の中で運動するようなものだ。ただ前進することも水中では敏(びん)捷(しょう)、正確には行えない」。思うにまかせぬ戦場での行動をこう記したのはクラウゼビッツの名著「戦争論」である

▲プロイセンの軍人だった彼は、ロシアの奥深く侵攻したナポレオンの軍が消耗し、敗退するさまを目(ま)の当たりにした。「戦争論」では戦場で軍の動きを拘束し、その計画を台無しにする予想外の偶然や事故の連鎖を「摩擦」と呼んだ

▲そんな戦争論の古典のキーワードを思い出させたロシア軍のウクライナ侵攻である。開戦ほぼ3週間となる現在、準備した全兵力を投入したロシア軍の停滞が目立つのは、それを取り巻く想定外の「摩擦」の大きさを物語っていよう

▲クラウゼビッツの「摩擦」は偶然や事故が積み重なる戦場の話だが、戦争そのものが戦場ばかりか全世界で引き起こす「摩擦」もある。今それを痛感しているのは、戦争の強烈な反作用に手足をとられる当のプーチン露大統領だろう

▲ロシアの政府系テレビ局のニュースで女性スタッフが反戦のプラカードを掲げる“放送事故”があった。同じような勇気はロシアで、ウクライナで、全世界で、侵略戦争を拘束する大小さまざまな“事故”をこれからも引き起こそう

▲自ら飛び込んだ水中でもがくプーチン氏に同情の余地はないが、より非道な武力行使を救いのワラと思い込む錯乱が怖い。独裁者の行動に、さらに、さらに「摩擦」を加えたい21世紀の世界の国際世論だ。

大綱 あらすじ

「戦争論」によると、軍隊の行動は水の中で進むよう、摩擦力が多い。そして現在のウクライナ侵攻では、ロシア軍が最初の不利を持って、この三週間の中に所々からの摩擦が加わり、ロシア軍の行動がいま大変に厳しくなってきただろう。

單字 単語

敏捷 びんしょう / 停滞 ていたい

  • 目の当たりにする(まのあたり):目の前でじかに見ること。事象に遭遇すること。

  • プラカード:スローガンや広告などを書いて掲げて歩く板。デモ・入場行進などに使用。

  • 藻掻く(もがく):手足をやたらと動かして苦しむさま。悶え苦しむ様子。「藻掻く」は当て字で、「踠く」とも表記する。

值得學習的詞 勉強し甲斐がある言葉

思うに任せぬ