余錄翻譯 - 第一句是「可人的卡秋莎 別離的辛酸呀」...

Posted by Peter on March 25, 2022

譯文

第一句是「可人的卡秋莎 別離的辛酸呀」的「卡秋莎之歌」是日本歌壇上第一首暢銷歌。作為1914年3月26日首演的「復活」的劇中曲,這首歌由主演的松井須磨子演唱,而後出成唱片。明天則是這首歌的紀念日。

演員島村抱月將托爾斯泰的原作中,受盡折磨後因愛「復活」的人心的另一面改寫成日本人喜愛的悲劇愛情故事。這是為了避免人們因為故事背景在俄羅斯而批評,也是為了博取大眾的目光吧。

「復活」一書是為了提供天主教異端派杜霍波爾前往國外移居的資金而寫成的小說。起源於烏克蘭,因為拒絕服兵役而遭打壓。因宣揚著博愛主義與反暴力且與俄羅斯正教會處於對立面的關係,托爾斯泰將他們視為同黨的樣子。

普丁總統為了維持權力,巧妙地拉攏了俄羅斯正教會。在寒冬也遵循正教的傳統,裸上身泡冷水,並在胸前畫十字。據說,盟友的西里爾總主教「祝福」普丁侵略烏克蘭。

托爾斯泰曾批判國家與宗教的結合,而普丁如今似乎是想將這個習俗復活。東方正教會的信徒在全世界約有兩億六千萬人,其中一億人雖為俄羅斯正教徒,但不論國內外都傳來了批判西里爾總主教的聲音。

就算從正教會離去也貫徹著自身信念的托爾斯泰如今在世界依然享有盛名,而其思想的支持者在俄羅斯也會不是少數…

原文

「カチューシャかわいや 別れのつらさ」で始まる…

 「カチューシャかわいや 別れのつらさ」で始まる「カチューシャの唄」は日本歌謡初のヒット曲とされる。1914年3月26日に初演された「復活」の劇中歌として主演の松井須磨子(まつい・すまこ)が歌い、レコード化された。あすはその歌の記念日である

▲演出した島村抱月(しまむら・ほうげつ)は苦しみの末に愛でよみがえる人間の内面的な「復活」を描いたトルストイの原作を日本人好みの悲恋物語に仕立てた。ロシア世界を背景にした社会批評は意図的に省いたという。大衆的な人気を博した理由でもあろう

▲「復活」はドゥホボールと呼ばれるキリスト教異端派の国外移住を資金援助するために書かれた。ウクライナ発祥とされ、兵役を拒否して弾圧された。博愛主義や非暴力を唱え、ロシア正教会と対立したトルストイは共感を覚えたようだ▲プーチン露大統領は権力維持のため、ロシア正教会を巧みに取り込んだ。真冬にもロシア正教の伝統行事で上半身裸になって冷水に入り、十字を切ってきた。盟友とされるキリル総主教はウクライナ侵攻に「祝福」を与えたそうだ▲トルストイは国家と宗教の癒着を批判していた。プーチン氏のロシアではそれが復活した気配である。東方正教会のキリスト教徒は全世界で2億6000万人。うち1億人がロシア正教徒とされるが、キリル総主教には国内外から批判が相次いでいるという▲正教会から破門されても信念を貫いたトルストイの名声は今も世界的に高い。その思想の支持者はロシアにも少なくはないはずだが……。

大綱 あらすじ

トルストイはかつて、宗教と国の結合を批判したが、現在のロシアでは、その慣習が再び「復活」したという。プーチンは無理矢理に国家と宗教と結び、宗教が戦争の支持をしている意味も表している。権力のためで結びついた宗教はいま多くの人から批判を受け、トルストイの支持者の気も簡単に済まないだろう。

單字 単語

  • カチューシャ:ロシア語などによく見られる女性の人名、エカテリーナ(エカチェリーナ、Екатерина)の愛称形である。

  • 悲恋(ひれん):悲しい恋。哀れな結末で終わる恋。また、ひたすら思い慕うこと。

  • 省く(はぶく):不要のものとして取り除く。「説明を—・く」

  • 博する(はくする):自分のものとする。獲得する。「喝采を—・する」「利を—・する」

  • 癒着(ゆちゃく):本来は分離しているはずの臓器・組織面が、外傷や炎症のために、くっつくこと。「腸が癒着する」

  • 仕立てる(したてる):ある出来事を、芝居などの作品に作り上げる。「殺人事件をドラマに—・てる」