春秋翻譯 - 以「祇園精舍的鐘聲」作為開頭聞名的「平家物語」中...

Posted by Peter on April 27, 2022

譯文

以「祇園精舍的鐘聲」作為開頭聞名的「平家物語」中,傳遞出武士們的淚水與苦惱。於神戶市的海岸展開的一之谷之戰中,源氏陣營的熊谷直實發現了身穿豪華鎧甲的年輕武士並將其制伏。那年輕武士與直實的孩子同樣為十來歲,並似乎有著高貴的身分。

年輕人的父親想必會因耳聞「喪命」的消息而悲歎不已,因此感到同情的直實一度試著幫助年輕人,但隨著友軍不斷押進,直實含著淚向武者說「應該很難放你走了,我會親自祭拜你的」,從而將他討伐。「若非出生於武者之家,就不用經歷這樣的痛苦」,直實不停地流淚。

被討伐的人叫做平敦盛。後來,直實成為了淨土宗的祖師法然的弟子,並宣告出家。雖然這故事超過800年,但現在戰場上的士兵們,是否也在命令與道德間糾葛呢。在與故鄉相似的平原上疾駛戰車,用準心瞄準集中住宅時,進攻的俄羅斯士兵的心中又有著什麼樣的感情。

從烏克蘭各地陸續傳出平民遭殺害的報導,世人逐漸發現到最底層的倫理也已然崩壞。成為出家人的直實的故事昇華成了能樂。故事中敦盛的靈魂現身欲斬直實,卻因看到直實熱心地弔念自己從而捨去了刀,並說了「非敵」。和解的道路上,依然壟罩著黑暗。

原文

祇園精舎の鐘の声、の出だしで有名な「平家物語」は、もののふたちの涙ながらの苦悩も伝える。今の神戸市の海岸で繰り広げられた一ノ谷の戦い。源氏方の熊谷直実は、豪華なよろい姿の若武者を見つけて、組み伏せた。我が子と同じ10代半ばで、高貴な身分らしい。

▼「落命」と知れば、若者の父も嘆き悲しむはず、と同情した直実。一度は助けようとする。そこへ味方がどっと押し寄せた。直実は「逃がすのは難しそうです。私が手…

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大綱 あらすじ

同情、哀れ、様々な感情が当たり前のように人間の心にしみているが、ロシア人はそれも抱かれているのだろう。800年前の熊谷直実が平敦盛に対する慈悲を、ロシア人にも覚えてほしい。

單字 単語

精舎 しょうじゃ / 武者 むしゃ / 高貴 こうき / 落命 らくめい / 半泣き はんなき / 疾駆 しっく

  • 出出し(でだし):物事の始まったばかりのところ。すべり出し。また、出始め。「この曲は出出しがいい」「仕事の出出しからつまずく」

  • 武士(もののふ):武勇をもって主君に仕え、戦場で戦う人。武人。武者。兵(つわもの)。もののべ。

  • 組み伏せる(くみふせる):相手に組みついて倒し、押さえつける。組みしく。「賊を—・せる」

  • どっと:たくさんの人や物が一時に押し寄せるさま。「注文がどっと舞い込む」

  • 手にかける:自分で直接行う。「自分が—・けた仕事」

  • 供養(くよう):仏・法・僧の三宝や死者に、供物を供えること。また、その法会(ほうえ)。

  • モラル:道徳。

  • 狭間(はざま):物と物との間の狭い所。すきま。「雲の—から光が射す」

  • 葛藤(かっとう):人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。「親子の葛藤」

  • 照準(しょうじゅん)「照準を合わせる」:射撃で、弾丸が目標に命中するようにねらいを定めること。また、望遠鏡などで、目的物が鮮明に映るようにレンズの位置を定めること。「照準を定める」「正確に照準する」

  • 過る(よぎる):前を横切る。通りすぎる。「目の前を黒い影が—・る」「不安が心を—・る」「思い出が一瞬頭を—・る」

  • 弔う(とむらう):人の死を悲しみいたんで、遺族におくやみを言う。「遺族を—・う」

  • 繰り広げる(くりひろげる):順々に広げる。「巻き物を目の前に—・げる」